ノット・コンプリーテッド

こんにちは、あやはなです。

というわけで、女子を描かせたら日本一!

世田谷文学館で開催されている、

江口ぴさし展「ノット・コンプリーテッド」に行って来ました。



最終日に滑り込みセーフ。
おまけに最後の土日は先着150名までサイン会に参加出来るという事で、
頑張って早起きして行って来ました。


自分の世代だと江口ぴさしさん桂まさぱずさん二大可愛い女子描きの巨匠ですけど、
今もこのお2人を越える方はいないのかなと思います。
無数のフォロワーを生み出す影響力がものすごいですね。


前回の「彼女展」にも行きましたが、今回は「ストップ!ひばりくん」を始め、
歴代のマンガの原画が展示されているという事で楽しみにしていました。


会場に開場ちょっと前に到着!




うわ、すでに沢山の人でダメかなと思いましたが、
まだサイン会の整理券があるとのこと。
早速、列に並んで画集を購入してサイン会の整理券を貰います。86番でした。
1番早い方は6時台から並んでたそうで。


サイン会は13時からなので、
それまでゆっくり展示を見に行きましょう。


ぐらたたたたと大きなパネル。





懐かしいひばりくん第一巻の表紙ですね。




当時小学三年生だったと思いますが、
なんて面白いマンガなんだと大変衝撃を受けました。
ドラえもんを読んでワクワクしていましたけど、
マンガで笑い転げたのは、ひばりくんが初めてです。
   
ジャンプに掲載されていたギャグマンガの中では、
やっぱりセンスが違うというか頭一つ抜けているというか、
キレもありましたし異彩を放ってましたね。
その後のうすた京介さんも衝撃的でしたけど。
絵も初めて鳥山明さんの絵を見た時以来の衝撃でした。
江口さん鳥山さんも絵が全然古くならないのがすごいですね。


鳥山さんっぽいひばりくん。




ひばりくんとのファーストコンタクト。





佐野もとぱるさんの曲が流れているシーン。
街の雑踏の音が聴こえてきそうな気がします。
巻頭カラーだったんですね。






ポップな2巻の表紙





4巻の表紙。この後ひばりくんは長らく未完になってしまいます。







出しゃばり江口先生。このページは強く印象に残ってます。
主張が激しいですね。大好きなコマです。






本田拓人さん。このシーン好きです。




梶先輩の家の朝食。めちゃめちゃ好きなキャラです。




そしてパイレーツの懐かしいキャラたち。






エンケンさんと対バンする江口先生
確かに「東京ワッショイ」はめちゃめちゃ熱い曲ですね。






老人Zのサントラ?のジャケット。カッコいいです。




この2枚は個人的に大好きです。傑作だと思います。





他にもめちゃ沢山。
ほとんど原画だったのが嬉しいですね。
とにかく全力で江口ワールドを堪能出来る、
作品数と気合いが充実している展示でした。


さて見終わった頃には江口先生こと先ちゃんがいらしてサイン会が始まっていました。


1人30秒として1分に2人、10分で20人、
1時間で120人。途中休憩もするだろうから、
自分の番は86番だから1時間後くらいかな?
と思ってたらなんと、江口先生は1人1人とお話しながら、
ゆっくりと丁寧に絵を描いてらっしゃいます。
おまけにツーショットの記念撮影まで!


1人3分ほど掛かってる感じです。
えっと3分×86だから258分後?!およそ4時間後じゃん…。
仕方がないので芦花公園駅の方まで戻ってご飯を食べ、
戻ってきてもまだ60番台…
おいおいと思いながらもう一度展示を見たりして待ち続け、
順番が来たのは本当に17時過ぎてました
この時点でまだ64名もいるわけです。一体何時にサイン会が終わったのでしょう。
江口先生も参加したファンの方も本当にお疲れ様でした。
まさにファンサービスの塊のようなサイン会でした。


自分の時に描いて頂いたサイン。




ずっと立ったまま絵を描いておられましたので、
すでに少しお疲れでしたけど、可愛いヘッドフォン女子を描いてくださいました。

やっぱりレジェンドが目の前で描いてくださってるのを見るのは、
本当に感激しましたし、筆捌きに見入ってしますね。
ここまで待ってて本当に良かったなという経験でした。


連れの順番の時に描いてくださったサイン。




筆ペンでさらさらと描いてましたけど、良い絵ですね。


ちなみに「よろしくお願いします。」と本を出した時に、
江口先生「おぉ…?あぁ、久しぶり!」と仰られて、
自分もずっとサインしている先生を見ながら、
昔お世話になった方によく似てらっしゃるなと思ってたので、
あれれ?やっぱりお世話になった方なの?ご本人?影武者?
とちょっとパニックになりましたけど、初対面でした。
「あ、え?はい?あ、どうもお久しぶりです」
とか思わず言いそうになりましたけど、

「ご無沙汰してます。モンキー・パンチです」

って言えば正解だったのかなと後で思いました。

似ているファンがいるのか、どこかで先生と知らずにお会いしてたのか…
本当に人のお顔を覚えるのが苦手なので自信がありませんけど。


サインをする江口先生



目の前におられるこの方から数々のギャグが生まれました。
沢山笑わせて頂いたなと、とても感慨深い瞬間でした。


会場には江口先生が選んだプレイリストが流れていましたが、
どの曲もウキウキしてしまうセンスの良い選曲で楽しかったです。
絵と同時に音楽が作り出す雰囲気や力を大切にされているんだなというのがよく分かります。
きっとノリというかやる気スイッチでもあるんですね。


プレイリストのQRを置いておきますので、ご興味のある方はご覧ください。
自分も知らない曲がいっぱいありましたので、今から聴くのを楽しみにしています。


会場で気になった曲


NONA REEVESという日本のバンドですが、
80’sの代表のようなヒューイ・ルイス&ザ・ニュースの、
「The Power of love」のお洒落なカバー。
90’sなオーケストラヒットを上手く用いながら、
現代でも古くないお洒落なアレンジになっています。
まさに江口先生っぽい曲ですね。


https://www.youtube.com/watch?v=0tug9Zk1mSk





ひばりくんや沢山のキャラに出会え、
そして大好きなその生みの親にも会う事が出来た本当に夢の様な長い1日でした。


江口先生の作品は、
おそらく30年後にもウォーホルリキテンスタインの様に評価されてると思います。
江口先生ありがとうございました!







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