リスペクト

 
こんにちは、あやはなです。


アレサ・フランクリンさん映画を観ました。






クイーンの映画が当たったからか、
近頃はこういうアーティストの伝記物の映画が多いですね。
古くはリッチー・バレンスさんの「ラ・バンバ」や、
レイ・チャールズさんの「レイ」なんてのもありましたし、
エルトン・ジョンさんの「ロケットマン」、
ジェームス・ブラウンさんの「Get on up」などなど、
どれも観たことがないのですが、いつか観てみたい作品たちです。


アレサフランクリンさん。
ローリングストーン誌が選ぶ偉大なシンガー第1位、
あらゆるシンガーにリスペクトされている素晴らしい歌唱力を持った方です。


有名な教会の伝道師である父と優れたゴスペルシンガーの母の間に生まれましたが、
物心付く前には両親は別居。
姉妹たちと一緒にお父さんと住み、幼い頃から自宅でのパーティーで歌を披露していました。
子供の頃からの恵まれた音楽環境は、
ホイットニー・ヒューストンさんの環境とよく似てますね。


そしてWikipediaにも載ってないので、
あまり知らなかったですし驚いてしまったのですが、
映画の中でもさらっとしか触れられていませんでしたが、
アレサさんは12歳で出産を経験し15歳でも出産しています(!)
日本でも美空ひばりさんのお話を思い出してしまいますが、
世界的にショービズ界、芸能界って特殊でちょっと怖い環境だなと思いました。


そしてやっぱり欲望が渦巻く世界というか、
アレサさんの才能を利用しようとする周りの人間たちの横柄で支配欲に塗れた言動は、
見ていて疲れました…


恋人やお父さんに自分の歌う歌まで決められてしまったり、
アレサさんが歌えばどれも名曲ですが、
そういう背景を観てしまうと素直に感動出来ないというか。


名声を手にした後もお酒に溺れてしまったり自滅して行くアレサさんですが、
最後はやっぱり周りの家族の愛に支えられ、
信仰の原点に立ち返りゴスペルのアルバムを出すことで大復活を遂げます。
そのアルバムが1番売れたそうですが、やっぱり素晴らしいです。


ただ見ていて思ったのは、
最後に支えてくれた恋人やお父さんの様な方がいれば、
今でもホイットニーさんは歌を歌っていたんじゃないかなと思うと、
その対比にちょっと切ない気分にはなりました。


そして散々言われ尽くされてると思いますが、
アレサ役のジェニファー・ハドソンさんの歌唱力にはビックリです。
ぜひ字幕版で観てください。
吹き替え版でもジェニファーさんの歌を聴けますが、
吹き替えは所々変な箇所があって失敗したなと思いました。


ドラマティックで波瀾万丈な人生を送られる方が多いので、
こういうミュージシャンの伝記映画はこれからも作られると思いますが、
日本でも沢田研二さんとかベストテン時代の話の映画をやっても面白いのかなと思いました。


映画『リスペクト』予告編
https://www.youtube.com/watch?v=1QIKEy73I3E


キャロル・キングさんのトリビュートコンサートで、
キャロルさんの曲を歌う晩年のアレサさん。
やっぱりこれは素晴らしいパフォーマンスですね。
キャロル・キングさんの反応がすごいです。


Aretha Franklin - (You Make Me Feel Like) A Natural Woman (Live at Kennedy Center Honors)
https://www.youtube.com/watch?v=qz2efshhuq4


そして復活を遂げた教会での素晴らしいパフォーマンス。
聴く者の魂を揺さぶるスペシャルな歌声。


Aretha Franklin - Amazing Grace (Live at New Temple Missionary Baptist Church, 1972)
https://www.youtube.com/watch?v=CBKwV6oNYvw


そして現代のホイットニー&アレサことジェニファー・ハドソンさん。
が歌う、レナード・コーエンさんの傑作「ハレルヤ」
ジェフ・バックリーさんのカバーが至高だと思っていましたが・・・


すごいです。


Jennifer Hudson performs Hallelujah | Global Citizen Prize 2019
https://www.youtube.com/watch?v=LgMCm5NWtII





コメント

人気の投稿