ふらっと君津
こんにちは、あやはなです。
先日の日曜日は都内でも積雪予報が出ていましたが、
千葉県は君津市(きみつ)までいちご狩りに行って来ました。
実際雪が降りそうなお天気でしたが、幸い降ってませんでした。
君津市は首都高からアクアラインに乗ると、
1時間ほどで着いてしまいます。
ちょっと走ると長閑な里山の風景が広がっていて、
のんびりとした良いところです。
花屋的にはカラーというお花の名産地でもあり、
君津市の市のお花になっています。
よし、いちごをいっぱい食べるからお腹を空かせて行くぞ。
とはいえ、空きっ腹にいちごを沢山食べても気持ちが悪くなりそうなので、
とりあえずご飯を食べに行きました。
ずっとGoogleマップで気になっていた九州ラーメンのお店を目指します。
すごく地味な場所にあります。
君津市は1970年頃に北九州から、
八幡製鉄所(今の新日鉄)がやって来ました。
当時は北九州から2万人もの人々が移住して来たそうで、
あちこちに九州文化の名残りがあります。
方言もミックスされてるそうです。
ちなみに現在はその賑わいは全くなく、
とてもとても過疎っています。
漁業と引き換えに製鉄の街になりましたが、
今となっては良かったのか悪かったのか。
というわけで遥々移住されてきた九州の方々が愛した、
地元の味のお店が残っているんですね。
どんなお味なんでしょう。楽しみです。
と、Googleマップを頼りに寂しい住宅街に入りましたが、
なかなかすごい所に目的のお店がありました。
普通の家にしか見えません。
もうやってるかな?と覗くとなにやら張り紙が。
「しばらくの間お休みします」
…
という事で別のお店を探します。
Googleマップでみるとすぐ近くに古民家レストランがあるそうです。
とりあえず行ってみましょう。
こちらがそのレストラン。

よくある田舎の一軒家です。

良い玄関ですね。屋久杉で出来ているそうです。
今は天然記念物なので使えません。
玄関を開けて中に入ると...

今は天然記念物なので使えません。
おぉ何か旅館みたい。重厚で良いですね。

斉藤清さんの版画が掛かってました。
ちょうどお昼時に飛び込みでしたけど、
お席を用意してくれました。良かったです。
なにか昔の居間の様な所に案内されました。
お庭が見えて良い雰囲気です。

おそらく当時の照明と、
ラムネ瓶のような窓ガラスが素敵でした。
ラムネ瓶のような窓ガラスが素敵でした。
それにしても畳の上に椅子とテーブルが置いてあって、
なんだか不思議な感じ。
そして部屋が寒すぎて足が冷える…
持っていたカイロを靴下に入れました。
何やら最近は、はとバスのツアーが来たり、
団体客メインのお店なのか味もそれなりで量もお上品でしたが、
ちょっと面白いお店に行きたいなという方には良いかも知れません。
百年の隠れ家「伝」
お腹も整ったので、いちごを食べに行きましょう。
今回は大竹いちご園さんに伺いました。
こちらの大竹いちご園さんはなんと、
8種類のいちごを食べ比べ出来ます。

結構知らない品種ばかりです。
予約時間ギリギリで到着しましたが、
すでにハウスの前には50名ほどのいちごマニアが集結していました。
こんなに入って大丈夫かな?と思いましたが、
すごく広いハウスでしたので心配無用でした。

結構大きなハウスです。これならいっぱい食べれそうですね。
いっぱい実ってますね。
では初めに「紅ほっぺ」
…甘い…そしてみずみずしい。
寒い日だったので熟したいちごがほど良く冷えていて、
本当に美味しいです。
しばらくは無心でブチッと捥いで目を閉じもぐもぐと繰り返していました。
ドングリ食べてるリスってこういう気持ちなのかなと思いました。
他のいちごも試しましたが、やっぱり紅ほっぺが一番美味しい気がして、
ずっと1人紅ほっぺレーンに陣取って食べていました。
晴れた日に来るとハウスの中は暖かく、
いちごも少し生暖かったりしますが曇りの日に来て正解でした。

淡雪。とても可愛いいちごです。
ですが味は割と淡白でした。
ですが味は割と淡白でした。
大体どこのいちご園も3月位まで営業されていますが、
この時期のいちごは味も濃厚で最高ですね。
最終的に50個ほど食べてしまいました。美味しくて食べ過ぎました。
また来年もここに来たいなと思いました。
さて目的を果たしたので帰ろうと思いましたが、
せっかくなのでカラーの生産現場を見たいなと思い行ってみました。
地図には載っていないので大体この辺かなとあたりを付けて行ってみましたが、
それらしいハウスはなく…ウロウロと走っていると、
高蔵寺(こうぞうじ)という大きなお寺に着いたので寄ってみました。

立派な山門ですね。
こちらのお寺は藤原鎌足さんの出生伝承があるお寺らしいです。
え、関西の方ではないの?と思いましたが色々な説があるみたいですね。
お父様が鹿島のご出身だとか。鹿島神宮と関わりの深い方みたいです。
真相は分かりませんがロマンがあって良いですね。
山門を過ぎると、

おぉ、なかなか立派な本堂です。
年季が入ってますね。中もピカピカしてます。 |

この鐘がなかなか良い音しました。
低いけどサスティーンが効いてました。
低いけどサスティーンが効いてました。
こちらのお寺には極楽浄土巡りというのがありまして、
本堂が高床式になっていて床下に大きなスペースがあるんですね。
そこには様々な展示となんと秘仏だったご本尊が間近に見れるそうです。
せっかくなので行ってみましょう。

本堂の左手に入り口があります。
ウェルカムって...嫌な予感がします。

入ってすぐに微妙な表情の寝釈迦さん。
さくらももこ作って言われたらそうかなって思います。

閻魔さんもいらっしゃいます。
どろろん おどろん でろでろ ばぁ♪
おぉこれは?!
ウェルカムって...嫌な予感がします。
さくらももこ作って言われたらそうかなって思います。
どろろん おどろん でろでろ ばぁ♪

それらしくありがたそうなお言葉ですが、
カタカナは興醒めです。
カタカナは興醒めです。
そしてお目当てのご本尊は…え?

大きすぎてお顔が見えません...

横にこんな感じだよーというお写真がありました。
凛々しいお姿ですね。


凛々しいお姿ですね。
これは下から拝観するものではないなと思いましたが、
これはこれで面白いなと思いました。
皆さんすでにお気づきかと思いますが、
自分はB級スポット好きなので、かなり満足してしまいました。
本堂の下に謎の秘宝館があるお寺。高蔵寺。
藤原鎌足さんの出生を語るには少し威厳と格式が足りない気がしましたが、
たまにはこういうゆるくてお茶目なお寺さんも面白いかも知れませんね。
そして藤原鎌足さんといえばこの曲!
「キュッキュッキュッー♪」と一緒に歌えば元気になること間違いなしです。
レキシさんのライブは観たいと思いながらチケット取れません。人気者ですね。
レキシ - KMTR645
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