山下きよっぴぃ展

こんにちは。あやはなです。


現在、西新宿はSOMPO美術館で開催されている、

山下きよっぴぃ展に行って来ました。

日曜日の14時過ぎに到着しましたが結構混んでました。

きよっぴぃ人気ありますね。




きよっぴぃの子供時代に描いた絵から始まり、

ヨーロッパの風景まで191点を集めた展覧会ですが、

かなり見応えがありました。ゆっくり見てたら3時間弱でした。

やっぱり現物の貼り絵の立体感は凄いですね。

仕事柄、栗の絵の枝の持つ質感が本当に見事で感動しました。


有名な長岡の花火も展示されています。

この作品は近くで見ても良いですが、離れた場所から見ると、

夜空に舞い散る火花の様子が写真にしか見えません。

きよっぴぃ画伯の記憶力、色彩感覚に驚かされます。

やっぱりこれだけ見ても天才です。


そして油彩コーナーもありましたが、

これがまた素晴らしい作品群でした。

中でも最初の「市川の風景」という作品は、

まるでヨーロッパの風景みたいで、自分の知ってる市川市ではありませんでしたけど、

ものすごく品が良くて美しいです。

解説には絵の具が乾くのが待っていられなかった、

との理由で油彩を辞めてしまったそうですが、

続けていれば世界的にも有名な作品を残していたのではないかな〜と思います。


ヨーロッパの作品はどれも構図が完璧で名作が多いですね。

有名な画家が沢山描いてるから俺も描いたという、

「ムーランルージュ」はお洒落でした。


ちょっと残念だったのは、

きよっぴぃの代名詞とも言うべき花火の作品が少なかったです。

以前、長野県茅野市にあるきよっぴぃの常設美術館には、

豪快な諏訪の花火など何枚か花火の良い作品がありました。

こちらも良い美術館ですのでお近くに行かれた際はぜひお立ち寄りください。

なかなか面白い作品がいっぱいです。


そして最後に展示されてたSOMPO美術館自慢の作品たち。

元々東郷青児さんの美術館でしたのでおまけで展示されてましたが、

見た瞬間「おぉ」と声を上げてしまいました。




やっぱり美人画の巨匠だとあらためて思いました。

滑らかな陰影。素晴らしい才能ですね。


そしてラスボス。ゴッホのひまわり。




一昨年くらいから撮影OKになったそうです。

結構大きい作品です。

そして昨年末に元の持ち主から返還訴訟を起こされています。


「元々俺様が持ってって売ったんだから俺様の物だ!」


というジャイアンみたいな訴えなのでちょっと無理筋だとは思いますけど、

相手が相手だけにどうなるか読めませんね。

万が一もありますので、

東京にいらした時はぜひ見ておいてください。

なくなっちゃう可能性も無きにしもあらず。


けど自分は東郷さんの絵の方が良かったです。

花屋なので枯れたり花弁が飛んでしまったひまわりはちょっと…

っていつも思ってしまいます。

市場に返品したくなります。





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