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中村かぽ
こんにちは。あやはなです。
今夜は店内にリーンリーンと電話のベルが聞こえます。
お店の電話はピロロロロという着信音なので、
どこから聴こえるんだろうと花っぴぃたちと話していました。
また鳴っています。
こっちの方からですね。本棚の中からです。
あ、なんと大昔に買ったFMステーションという雑誌の中に、
中村かぽさんが隠れていました！
「リーンリーン♪黒電話ノモノマネダヨー」
そうなんですね。さすがは巷で天才と噂される花っぴぃです。
黒電話のモノマネは初めて見ました。
中村かぽさん。
最近では「竜とそばかすの姫」というアニメ映画で、
King Gnuさんプロデュースのミレニアムパレードというバンドのボーカルをやってましたね。
初めて知ったのはAppleのCMソングですが、
記憶違いでなければAppleのCMに起用された初めての日本人アーティストな気がします。
世界中の名だたるアーティストと肩を並べるなんて素晴らしいですね。
この方の作品は聴けば分かりますが、
歌詞も面白いですが歌いまわしが本当に独特です。
次々と目まぐるしく歌のリズムが変わってゆく様子は独創的ですね。
そして何より驚愕したのが「勝平ビブラート」の使い手だという事です！
勝平ビブラート。
ご存知ない方もいらっしゃると思いますので解説いたします。
昔、伝説のバスケアニメ「ダッシュ勝平」という作品がありました。
この作品がなければ名作「スラムダンク」は生まれなかったと、
作者の井上雅ぴこさんが言ってた様な気がしないでもないです。
主人公の勝平はバスケの素人なのですが、
マネージャーのあかねちゃんの為に入部して、
数々の必殺技を編み出しながら大活躍します。
空高く舞い上がりユニフォームをパラシュートにして飛ぶ、
「あかねシュート」が有名ですね。
勝平が最愛のあかねちゃんを呼ぶ時の声が、
「あかねちゃん」真面目な時。
「あかねちゅわ〜ん」ちょっと嬉しい時。
「あかねちゅわぁあぁあぁあぁん」最高に乗ってる時。
というバリエーションがあるのですが、
この最高に乗ってる時の「あかねちゅわぁあぁあぁあぁん」
これが勝平ビブラートなのです。自分がそう呼んでるだけです。
声優の田中真弓さん（ルフィの声）のものすごい技術によって、
繰り出される勝平ビブラート。
なんとこれを自由自在に歌の中で繰り出す事が出来るのが、
中村かぽさんです。
初めて聴いた時は戦慄しました。
田中真弓さんにしか出来ないと思ってた事が、
いとも簡単に歌の中で活用する人がいるなんて。
もうこの事実だけでも天才と言わざるを得ません。
では早速、勝平ビブラートを聴いてみましょう。
冒頭の「なぁあぁあぁんて言う気もないけど」の部分です。
一瞬ですのでお聴き逃しのない様に！
めちゃめちゃカッコいい曲です。
あ、やっぱり勝平ビブラートの使い手は「あかねシュート」も出来るんですね！！
花っぴぃたちも大盛り上がりです。
スカフィンの歌
ポカリスウェットとのコラボソングですが、
とてもいい感じです。
こういうビートの曲を聴くとなぜか「うる星やつら」のエンディングテーマ「星空サイクリング」を思い出してしまいます。
日本人はY.M.Oやコンピューターおばあちゃんで子供の頃からテクノに慣れ親しんでいるので、
こういうビートは自然に入って来ますね。
映像は切り絵アニメーション作家の土屋萌児(つちやほうじ)さん。
とても可愛い映像ですね。
すごく手間が掛かるんでしょうけど、切り絵を動かすって面白いなと思いました。
ちなみに「ダッシュ勝平」はYouTubeに３０話まで上がっています。
今見ても色々とぶっ飛んでいて面白いなと思いますが、
現代ではとても放送出来る内容ではないなという感じです。
自分は頑張って１５話まで見ましたが、続きは良いかなという感じです。
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