ピャア・アズナブル
こんにちは、あやはなです。
今夜は店内にピキピキとテレパシーが飛び交っています。
花っぴぃたちもザワザワしているようです。
「コノ緊張感ハ何ナノダヨ...？」
「コレハカナリ危険ナモノガ接近中ダヨ…」
一体何がやって来るというのでしょう。
店内に緊張がみなぎったその時です！
あ、この花っぴぃは！
なんと通常の花っぴぃよりも3倍速い花っぴぃ！
赤い彗星のピャアが来店しました！
「ピャア！何シニ来タダヨ！」
赤い彗星のピャア。
この花っぴぃに狙われた花屋は、
除草剤を撒かれ店中のお花が枯らされてしまうという恐ろしい花っぴぃです。
同じように花から生まれた花っぴぃなのになぜ…
「フフフ、会イタカッタダヨーアヤハナノ諸君」
「ナンデオ花ヲ枯ラスダヨ！」
「私ハ花屋ガ嫌イナノダヨ」
「ピャアダッテ、オ花カラ生マレタダヨ！」
「フフ。私ハソノ大切ナオ花ヲゾンザイニ扱ウ花屋ガ許セナイノダヨ！！」
そうでした。ピャアはお花屋さん生まれではなく、
花農家公国の出身です。
「我々ガ大切ニ育テタオ花ヲ競リデ安ク買イ叩キ、
挙句ノ果テニハ外国産ノドウデモ良イ花ヲ売リ捌キ、
真面目ナ日本ノ農家ヲ苦シメテルノハ花屋ナノダヨ！
真面目ナ農家ガ作ッタオ花ハ芸術ナノダヨ！」
いや今お花すごく高いですし、日本の農家にも中にはとんでもないのいますけど…
確かに真面目な農家さんは本当に芸術品のようなお花を作ってます。
でも大体市場が外国産入れたり価格調整してたり…
それに振り回される農家も花屋も大変です。
いや、今はそんな割とシリアスな業界話を言ってる場合じゃないです！
「ピャア！ココニイタノカダヨ！」
あ、あの花っぴぃはピャアの永遠の好敵手！
パムロ・レイです！
なんというニュータイプ同士のぶつかり合い…
「ミ、ミンナ、ハ、早クモビルスーツヲ作ルダヨ！」
「ワ、分カッタダヨ！」
花っぴぃたちが何やら急ピッチで作業を始めました。
待つ事2分。
「デ、出来タダヨ！」
おぉ！これは！
フラワーモビルスーツ！フラダムです！
なんて強そうなんでしょう！
早速パムロが乗り込んで戦っています！
オープンコックピットがカッコいいですね！
お花ハンマーでこちょこちょしています！
あれ？なにかピャアさんの様子が…
腰を痛めたみたいですね。大丈夫でしょうか。
よく見ると大分お歳を召されてる感じですが…
ピャアさんおいくつなんでしたっけ。
あ！なんと！
ピャアさんの腰がサロンパスだらけです！
こ、これはかなりの腰痛持ちですね！
この花っぴぃはピャアさんではないような…
かなりのご老人だと思われますが…
マスクを取ると...やっぱり！
なんと！元天才アニメーター！今は漫画家！
志し高い熱きクリエイター！
やすぴこよぴかずさんでした！
ファーストガンダム再放送世代なのでお会いできて嬉しいです！
この方がいなければ今のガンダムブームはなかったと言われていますね。
最初のガンダムのデザインでは口があったらしいです。
おいおいロボットに口付けてどうすんだと、やすぴこさんがデザインし直したそうです。
もし最初のデザインのまんまだったら、
「ガンダムダヨー」とか喋ってたかも知れません。
危なかったですね。
そして、やすぴこさんの絵は昔から好きです。
劇画でも漫画でもない不思議な感性とアニメで鍛えられた圧倒的な画力。
下絵もネームもなしに漫画描いちゃうくらい天才です。
もう大分お年なのに創作意欲を全く失ってないのもすごいですね。
にわかなのでオリジンと近年の歴史物しか読んでないですけど、
本当に素晴らしい漫画家だと思います。
「フゥ、疲レタダヨ」
ちょっとハリキリ過ぎましたね。
でもピャアになってみたかった気持ちも分かります。カッコいいですもんね。
それでは、のんびりお花でも眺めながら、
みんなで仲良くお茶でも飲みましょう。
ファーストガンダムはストーリーも素晴らしいですが、
音楽も全体的にすごく良いと思います。スペースオペラ&ウエスタンみたいな感じで。
色んなSEもカッコいいですね。
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