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マヒトゥ・ザ・ピーポー!
こんにちは、あやはなです。
そして阿部芙蓉美さんが終わると携帯にメッセージが。
若者はどうやらあちこち歩き回ってるうちにお腹が空いたみたいです。
何か食べたいですけど、次に見たいライブまで30分しかありません。
仕方がないのでコンビニ前で合流し、立っておにぎりとからあげくんを食べました。
本当に座る場所もないし忙しいイベントです。
そうこうしてると時間になったので再びO-eastへ。
この階段何回登った事でしょう…
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| 階段の途中にあるオブジェ。5回は見た気がします。 |
次は珍しく若者と意見が合い、
OGRE YOU ASSHOLE(オーガ・ユー・アスホール)を観に行きました。
こちらは以前、トクマルシューゴさんを青山に観に行った時に、
開演までお話してた方が勧めてくださったバンドでずっと気になっていました。
今回、出演されてたので観に行きました。
ロックバンドですがミニマルなフレーズが繰り返される、
昔のテクノっぽさを感じるオープニング。
こういう音楽を通ってこなかったので合ってるか分かりませんが、
人力ケミカル・ブラザーズ。というのが第一印象でした。
メンバーは4人ですがかなり分厚い音がします。
ドラムとベースの人の持久力が試されるサウンドですが、
しっかりとやり切っててすごいです。
ギターの人もキーボードみたいな面白いフレーズを弾いていました。
個人的にはもう少し展開がある音楽が好きですが、
こういうのがお好きな方は無限に踊れるサウンドだと思います。
長野県諏訪市で結成されたバンドみたいです。
そう言われるとタケミナカタチックなサウンドですね。
すいません、また適当な事を言ってしまいました。
そして最後はヘロヘロになりながらも、
パソコン音楽クラブで楽しく踊って帰ろうかと思いましたが、
最後に出演が決まったGEZANも気になっていたので、こちらにしました。
ただもうフロアに立つ元気はないので、2階の椅子席に移動して高みの見物です。
ちょっとYouTubeで予習したら観客が結構飛んでて、
もう体力的に無理ってのもありました。
GEZANとは、
ボーカルのマヒトゥ・ザ・ピーポーさん率いるロックバンドです。
マヒトゥさんよくお名前をお見かけしますが、バンドは聴いた事がありませんでした。
UAさんに「微熱」という曲を提供したりしてますね。
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| マヒトォさんサウンドチェックに登場。 |
ずっと座ってサウンドチェックを見てましたが、
ギターボーカルしながらサンプラーを駆使したりと忙しそうですが、
もうメンバー全員、PA さんとのやりとりからして気合い入りまくりですし、
サウンドチェックがすでに音楽になってて、すでにカッコいいw
これだけでも聴いてられそうなキレがあります。センスが滲み出てます。
ほとんど曲を知らないんですが、
すでにこの時点で期待度が高まりすぎです。
かなり胸を掴まれました。何かやってくれる感がすごいです。
かっこ良すぎるサウンドチェック!
サウンチェック!サンサンサウンチェック♪
そしてステージが始まって、
いきなり民族調の赤いお面を付けたマヒトゥさんが踊りまくる、
バリっぽい熱を帯びたロック「誅犬」カッコいいです。
ギターで奏でるガムランの様なメロディとケチャの様なコーラスが、
繰り返し押し寄せては、グルーヴと高揚感を煽ります。
名付けるならトライバルトランスロックという感じです。カッコいい。
よく動くマヒトゥさんのステージングもかっこ良いです。
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| 謎のお面をつけて踊るマヒトゥさん。 |
全体的にメンバー全員の息がピッタリの演奏で、
曲の合間のサンプリングも絶妙にカッコいいですし、
途中のギミックもすごくキレキレで、笑っちゃうほどカッコいいです。
この文章もカッコいいだらけですね。
そして3曲目のタイトル分からないんですが、コーラスがめちゃカッコ良くて、
フロアの盛り上がりもすでにMAXで超楽しそう。
あぁこれは下で見たかった!と思い切り後悔しましたが、
やっぱり体力ないんで、お若い方たちに任せましょう。
その後もサンプリングしながらのポエトリーリーディングの様な、
マヒトゥさん1人のパフォーマンス中に、
いきなり自分のすぐ背後からギターの人がバグパイプを鳴らしながら登場したり、
観客を楽しませる演出も熱があります。
ステージにいた人がいきなり背後からバグパイプは上がりますね。
ちょうど自分の真裏に現れたのでびっくりしました。
会場の広さを目一杯使った良い演出ですね。
その後もパフォーマンスに圧倒されて、
2階席からやんややんやと騒いでしまいました。
途中、マヒトゥさんがアコギで弾き語りをしてる時に、
周りのメンバーが好き勝手に休んでる感じも良いなと見てましたが、
休んでると思いきや、
いきなり1人ずつマイクに立って歌を回すのがかなり熱くて良かったです。
最後は皆んなで歌うのですが、歌詞も刺さりまくって、
不覚にも聴きながら涙が出てしまいました。
何かバンドって良いなと思うと同時にメンバーたちの真っ直ぐな情熱が伝わりすぎて、
おっさんの胸を打ったのでした。
いやライブで泣いたのって初めてかも知れません。
あれ?自分なんで泣いてるの?って感じでした。
こういう時って理屈じゃないんですね。
そしてアンコールの「Absolutely Imagination」
痛快過ぎてフロアはさらに熱を帯びて揉みくちゃ。
サーフも起こってましたが、ラストはギターを脱ぎ捨てた瞬間、
マヒトゥさんがダッシュしての高速ダイブ。観客に準備する隙を与えません。
めちゃカッコ良くて美しいダイブでした。まさにロケットダイブ。
美しいロケットダイブの瞬間!
とにかくロックバンドの激しさ楽しさその他全ての魅力が詰まったバンドですね。
マヒトゥさんは狂気と優しさを兼ね備えたロックスターそのものです。
このバンドは絶対に音源よりライブがカッコ良すぎます。
もうライブが終わった瞬間、大ファンになってました。
帰りにTシャツ売ってたので買おう!と思いましたが、
長い行列を見て断念。おっさんは諦めも早いです。
でも本当にすごい情熱が溢れた素晴らしいライブを見れて良かったです。
家に帰るまで余韻が収まりませんでした。
このバンドはどんどん大きくなりそうだなと思ったら、
来年3月はいよいよ武道館公演があるそうです。
行きたい...
終わらない歌が終わったから 暗闇なんだ現在
リンダリンダじゃもう 震えない心から今始まる
Absolutely Imagination
ブルーハーツの志を継ぐものが現れましたね。
家に帰って歌詞を読んだら更に沁みました。
まだ自分の中にもこういう気持ちがあるんだなというのは嬉しい発見でした。
マヒトゥ・ザ・ピーポーさん。
お名前からして油断してましたが、
めちゃめちゃカッコいいロッカーです。
そしてGEZAN最高。泣きました。
ロックは死んでません。
exPoP!!!!!本当に良いイベントでした。
また来年も行けたら参加したいです。
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