空想旅行案内人
こんにちは、あやはなです。
先日、観たい展覧会があったので銀座まで出掛けました。
ものすごく暑い日でしたが会場は涼しいだろうと頑張って出掛けたのですが、
いざ会場のビルに着いて開催されているフロアに上がると誰もいない…
確かに広いホールはありますけど扉は閉まっていて、中も覗けるけど殺風景です。
はて?会場を間違えたのだろうか…
と思って展覧会のサイトを確認したら、なんと開催は2週間も先でした…
あれれ暑さでボケちゃったのかなというかボケてました。
せっかく頑張って出てきたのにただでは帰れません。
仕方ないので東京駅まで歩き少し気になっていた、
東京駅の中にあるステーションギャラリーで開催されている、
「空想旅行案内人」フォロン展を観に行きました。
フォロンさん。
以前ネットでこのメインビジュアルをチラッと観て気になっていました。
ぽわんとした色彩と素敵なアイデアで良い作品だなと思います。
展覧会のタイトルも良いですし気になりますね。
大汗掻きながら歩いて会場に到着。
こっちは開催してました。良かったです。
こちらがフォロンさん。
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公式サイトより |
全く存じ上げなかったのですが、
ベルギー生まれの方だそうです。メガネがいけてますね。
さて中は撮影禁止なのでお写真はないのですが、
メインビジュアルの様にファンタジックな作品群なのかなと思いきや、
ご活躍した時代背景から環境問題、人権問題、戦争などさまざまな社会問題に取り組む、
なかなか骨のある方なんだなという印象でした。
芸術家らしい芸術家ですね。
淡いトーンとユーモラスなタッチで描かれたポスターの中にあるテーマは深く重いです。
ぽわんとした雰囲気ながら、なかなかの社会派でした。
ただ最初の頃のドローイング作品は、
すごくコミカルなものもあったり、どれもアイデアが素晴らしいなと思いました。
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公式サイトより 面白いですね。 |
途中でこれらの絵がシュールな短いアニメになってました。
3回ほど観てましたが、意味がさっぱり分かりませんでした。
多分作ってる人も分かってないと思います。
フォロンさんの作品の中に登場する、
「リアル・ハット・マン」というキャラクターはすごく良い感じでした。
描いてるご本人もどういう人なのか分かってないみたいですが、
コミカルで少し寂しげな魅力的なキャラクターでした。
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公式サイトより「いつもとちがう」 この絵が一番好きでした。 |
どの作品も水彩で描かれたグラデーションが美しく作品全体に輝きがあります。
とても良い画家さんだったんだなという印象でした。
予想とは少し違いましたがなかなか良い展覧会でした。
会場内の螺旋階段。
ステーションギャラリーは初めて来ましたが、
中も建設当時の赤レンガが残っていたり面白いです。
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年代物の赤レンガの壁 |
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