猫森集会

 

こんにちは、あやはなです。


日曜日は代々木のスペースゼロへ、
谷山浩子さん猫森集会に行って来ました!






これ何年も前から毎回応募してましたが、
キャパが少ない&キャリアが長いのでファンが多く、
かなり狭き門で、まったく当たらなかったんですが今回初めて当選しました。
一生、猫の森には入れない♪座る席なんて残ってない♪と思っていたので嬉しいです。
中島みゆきさんでいう所の夜会みたいなものですね。


谷山さんは最近何やら体調がよろしくないようで、
2021年に発覚した乳がんの治療で抗がん剤をされている影響らしいのですが、
微熱が続いているらしく、無事に開催されるか心配していました。
何度かライブへ行ったのもご病気のニュースを知ったからなのですが、
やっぱり自分にとって偉大なレジェンドですので、
行かないで後悔したくなかったんですね。
今回再びお会いできて本当に良かったです。


猫森集会という事で皆さんネコの着ぐるみを着て来たりするのかな?
何着てけば良いんだろうと思ってましたが、ネコの服は持っていないので、
最近お気に入りの眉村ちあきTシャツを着て行きました。


こういうやつです。めちゃ気に入っています。
ピーランダー・イエローさんの絵です。良いですね。



現場では皆さん普通の格好でした。安堵とがっかりが入り混じった気分になりました。
ちょっとなんちゃって劇団四季のキャッツみたいだったら面白いのになと思っていました。


さて今回の公演は長年の盟友であり谷山サウンドには欠かせない、
何でも出来る素晴らしいミュージシャン石井AQさんと、
ゲストにギタリストの岡崎倫典(りんてん)さんを迎えてのライブです。
すいません、岡崎さんあまり存じてなかったのですが…


岡崎倫典プロフィール
アコースティックギターインスト第一人者。
これまでも中島みゆき/尾崎豊/沢田知可子/玉置浩二など数々のアーティストとの共演や,
押尾コータローの師匠としても有名。


とんでもない大物なんですね。何で知らなかったのだろうと思いました。
谷山さんの作品に参加されたギタリストとしては吉川忠英さんが印象が強くて、
よくアコギの教則本を出したりしてる仙人級の方ですが、
谷山さんの「絵はがきの町」という曲で、
透き通るような本当に美しいギターを聴かせてくれます。
そして岡崎さんはあの押尾コータローさんのお師匠さんだなんて。
調べたら有名な「恋するニワトリ」岡崎さんでした。
これはめちゃめちゃ楽しみになりました。


さて、どんなライブが聴けるのでしょう。


会場に到着。

指定席ですけど結構並んでいますね。
おそらくCD販売での特典目当てみたいです。


お客さんの層は4〜70代といった感じで男女半々です。
お一人だけギャルがいらっしゃいました。
ギャルが1人で谷山浩子。とても見所があるギャルです。


皆さんファン歴が長いのかお知り合いの人が多いみたいで、
開場後はあちこちで盛り上がっていました。
ネット上のコミュニティもあるのか、
「あ、マロンさんですか?あ、どうも初めまして山ちゃんです。」
とかHNで挨拶し合っていて微笑ましかったです。青春は終わらないですね。



ガチャガチャありました。
谷山画伯による、のこちゃんキーホルダー。
すごく懐かしい感じの絵柄。一回やりました。


ご夫婦でいらっしゃってる方も多く、
きっと学生時代に谷山さんの音楽を通じて知り合って、
仲を深めてご結婚されて、もう子供も大きくなって独立して、
そして今こうして一緒にライブに来てるのかな。
とか勝手に想像してしまいましたが、
なんだか感慨深いなと感情移入してしまって勝手にしみじみしました。
全く知らない方なんですが。

そしてポケモンGOやってる率が高いです。
谷山さんもずっとやってらっしゃるんですよね。


そしてライブなんですが…
素晴らし過ぎて感動しました。
久しぶりに座ってじっくりと良い音楽に浸ったなと思いました。


ゲストの岡崎さんのギターは本当に素晴らしい職人技。
場面にジャストな音と音量で、曲を彩る為だけに弾く、
超一流のスタジオミュージシャンの音でした。
岡崎さん編曲の「Lady Daisy」を一本のギターで再現されていましたが、
始まった瞬間から美し過ぎてため息出ました。
すべての音が完璧で粒が揃っています。前に出過ぎずしっかり上手い。
さすがは押尾コータローさんのお師匠さん。
スライドギターも本当にお上手でした。
本当にプロの鑑というかお手本の様な素晴らしい演奏でした。



そして石井AQさん。
生で観たのは初めてでしたが、谷山サウンドの要というか、
作品に立体感と美しい色彩を載せる素晴らしいお仕事でした。
音作りも完璧ですしストリングスはもちろん、
アコーディオンっぽいフレーズまで弾き分ける技術。
本当に素晴らしい音の演出家です。


観てて思いましたけど岡崎さんと石井AQさんは、
日本のパット・メセニーとライル・メイズに見えました。
谷山浩子withパット・メセニー&ライル・メイズ。
なんて贅沢なライブなんでしょう。
本当にそれくらいクオリティの高い演奏でした。


そして谷山浩子さん。
最初は弾き語りで登場しましたが、高音がきつそうだなと思っていましたが、
徐々に喉が開いて素晴らしい歌声でした。安心しました。
一曲毎にお茶で喉を潤しながら丁寧に歌っている姿が印象的でした。


そしてMCが長いw 
今度上野の国立科学博物館でやる「大絶滅展」が、
(うわ、お好きそうな展覧会と笑ってしまいました)
相当気になってるご様子で、
そこからなぜか徳川15代の将軍のお話から、
最近どハマりしているYouTubeの番組「QuizKnockの話題と、
さすがはオールナイトニッポンやってらしただけあって喋り倒してました。
休憩挟んで延べ2時間半のライブでしたが、
30分はMCでした。歌うも喋るも天分ですね。
お元気で本当に良かったです。


以下セットリスト


きみのそばいにいる
朝ごはんの歌
同じ月を見ている
時の少女
カイの迷宮
Lady Daisy
恋するニワトリ
片恋の唄


休憩


ブルーサブマリン
さよならのかわりに
僕は鳥じゃない
まっくら森の歌
カントリーガール
きみの時計がここにあるよ
人生は一本の長い煙草のようなもの


DESERT MOON 



今回ゲストがアコギの岡崎さんという事で、
オカルトホラー少なめセットリストでしたので、
身構えることなく安心して聴けました。


中でも岡崎さん編曲の「Lady Daisy」「まっくら森の歌」は、
このアンサンブルの真骨頂という感じで素晴らしかったですし、
斉藤由貴さんに提供した「ブルーサブマリン」初めて聴きましたが、とても良かったです。
その次の「さよならのかわりに」も素晴らしかったです。


あとは「人生は一本の長い煙草のようなもの」
「アタゴオルは猫の森」という舞台のために書かれた曲ですが、これが本当に、


世の中にこれ以上悲しいメロディってあるの?

ってくらい心深く沁み込んで来る名曲で、
久しぶりに聴いたらずっと頭の中でメロディが回ってしまいました。
一瞬で雪が積もる真冬の夜の農村を一人で歩いてる気分にさせられます。
公演が終わって外に出た瞬間、思わずこの曲を口笛で吹いてしまうほど印象的な曲です。


本当に素晴らしいトリオでの演奏が聴けて大満足したライブでした。
猫森集会代々木で行われるのは今回で最後だそうで、
その最後の公演に参加出来て良かったです。
また来年は東京ドームかな?当たったら参加したいと思います。


眉村さんのライブも誰でも一度は観た方が良いと思いますが、
谷山さんのライブもお好きな方はぜひ観ておいた方が良いと思いました。


谷山浩子 - 人生は一本の長い煙草のようなもの
https://www.youtube.com/watch?v=xZUGTwbByng


谷山さんご自身が一番気に入ってる励ましソングだそうです。


https://www.youtube.com/watch?v=u8W9jYCBAhY

NHKラジオ深夜便のテーマ。


谷山浩子 - 同じ月を見ている
https://www.youtube.com/watch?v=99ZT2e5OTsM&list=RD99ZT2e5OTsM






コメント

人気の投稿