熱いぜ民謡

 
こんにちは、あやはなです。


前回出会ったさぱいゆうさん「よさこい鳴子踊り」といい、
お正月に聴いた「管弦楽のためのラプソディ」といい、
なぜこんなにも民謡に心を揺さぶられるのか。
今年は民謡が熱いです。民謡ブームが来てますね。個人的に。


ジャパニーズソウルミュージックこと民謡。
日本中のイカす民謡たちをあらためて聴いてみましょう。





青森県は津軽じょんがら節。
べんべんべん、てけてろてけてろと三味線の激しいフレーズが売りのこの曲。
やっぱりカッコいいですね。
青森のシーンとした冬の空気を背景に想像すると、
こんなに凛としてカッコいい曲はないですね。
まさに真冬に燃える情熱です。
石川さゆりさんのボーカルと津軽三味線とピアノというアンサンブル。
カッコいいです。


石川さゆり - 津軽じょんがら節
https://www.youtube.com/watch?v=5OjllNRSKt8



福島県は会津磐梯山。
この曲は幾度となくCMで聴かされていましたので、
同世代の方は身体に染み付いているのではないでしょうか。
もう出だしの「えんやぁぁぁぁあああ」の所で持ってかれますね。
まるでホイットニー・ヒューストンボディガードのテーマです。
もしかしたら会津磐梯山からパクったかも知れないですね。

会津ほまれというお酒のCMソングでした。
有名な「小原庄助さん♪なんで身上潰した?」というフレーズが飛び出すのもこの曲ですね。


1983 ほまれ酒造 会津ほまれCM
https://www.youtube.com/watch?v=xjI5qbUB47k


ここは寺内タケシ&ブルージーンズの演奏で。
え?キルビルのテーマソングかな?と思うくらいカッコいいサーフロックな仕上がりです。
どっちが先なんでしょう。
すんごくだらしなくなるアームダウンが最高のタイミングです。センスの塊。


寺内タケシとブルー・ジーンズ - 会津磐梯山
https://www.youtube.com/watch?v=D306Sn6SCEM




そして群馬県は八木節。
もう群馬と言えばこれしかないですね。あと草津節もありますね。
ピーヒョロヒョロという賑やかなお囃子の後に、
気合の入った「はぁ〜ぁぁぁぁああああ〜」という入りと決めのリズムが堪りません。
ドラえもん音頭は八木節のオマージュです。
歌のパートはバックがリズムだけになって、
ほぼ独唱という高度な歌唱力が要求される曲です。


群馬県は桐生市の民謡みたいですが、
同じく桐生市出身の世界的なジャズピアニスト、
山中千尋さんがアレンジしためちゃカッコいい八木節。
山中さんの郷土愛と血に染み付いたリズムとメロディがものすごい躍動感を生み出しています。


山中千尋 - 八木節
https://www.youtube.com/watch?v=86C8dEDahic



そして東京といえば大東京音頭。
ノーマルの東京音頭も良いですが、
個人的には大東京音頭の底抜けにハッピーな感じが好きです。
能天気な江戸っ子の気風そのままですね。
音頭と言えばこの方。三波春夫先生をおいて他にはいません。
世の中を明るくしてくれる素晴らしい歌声。


三波春夫 - 大東京音頭
https://www.youtube.com/watch?v=0utluy2IHdM



そして盆踊りの永遠のキラーチューンといえば、
福岡県の炭坑節です。
「月が〜出た出た〜」という歌い出しが盆踊りパーティーの始まりを高らかに告げます。
本当にこれがなくては始まらない名曲ですね。
盆踊りの公式アンセムと言っても過言ではありません。
福岡県が使用料を取らないと良いなと思います。


ここはフランク永井さんの素敵なカバーで。
世代的にフランク永井さんの顔を思い出そうとするとジェームス三木さんが出て来てしまう、
そんなうろ覚え世代ですが、甘い歌声は記憶の中にしっかりと刻まれています。
まさかの炭坑節スウィングジャズバージョン。
はぁ〜よいよいはぁ〜グディグディになっているのが本当にダンディです。


フランク永井 - 炭坑節
https://www.youtube.com/watch?v=ZKChzoZ3d0c



そして熊本県はおてもやん。
「おてもや〜〜〜ん」というキャッチーな歌い出しが有名ですが、
そもそも「おてもやん」とは何なのだという。
「おても」もしくは「ても」という女性名で、
「やん」は「さん」とか「ちゃん」という意味らしいです。
「おても」「ても」なんてフランスでも通用しそうな名前ですね。


最近は矢野顕子さん三味線奏者の上妻宏光さんとデュオを組んでこの曲をやってらっしゃいますが、
最初はあまりピンと来ませんでしたが、今は民謡ブーム到来。ビシビシ来ますね。
カッコいいです。


やのとあがつま - おもてもやん
https://www.youtube.com/watch?v=aI04_iIGYzs



そして沖縄県といえば安里屋ゆんた(あさとや)。
安里屋は屋号で中村屋みたいなもので、ゆんたとは男女交互に歌う歌という意味らしいです。
絶世の美女に恋した権力者を撥ねつける強い女性を称えた歌詞みたいですが、
こういう判官贔屓は全世界共通みたいですね。
教授こと坂本龍一先生のカバーで。
教授は沖縄民謡をワールドミュージックに押し上げた立役者の一人ですね。


坂本龍一 - 安里屋ゆんた
https://www.youtube.com/watch?v=W--tOC0mFd0


けど個人的には沖縄民謡ではないですが、
沖縄トラディショナルはこの曲であって欲しいと思います。
凄まじい熱量と熱狂。
沖縄県民のそこ知れぬ明るさに目が眩みますね。
盆踊りの最終形態、盆踊りフリースタイルがここにあります。


喜納昌吉&チャンプルーズ - ハイサイおじさん
https://www.youtube.com/watch?v=LrrMpyyCRMI


他にも沢山ご紹介したい名民謡がありますが、
全部ご紹介するのはえらやっちゃえらやっちゃよいよいよいですので本日はここまで。

さて日本の民謡再探訪いかがでしたでしょうか。
きっと盆踊りやねぶたや阿波踊りやよさこいを踊りたくてうずうずしていることと思います。
この夏のダンシングクイーンを目指してぜひ今から予習してください。
好きな時間に好きな場所で好きなだけ。
そういう盆踊りライフの時代がすぐそこまで来ているかも知れません。


はぁ〜よいよい。



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