文豪の湯

 

こんにちは、あやはなです。





途中寄り道しましたけど、
新宿を出発してからなんと7時間。
やっと本日のお宿に到着しました。


今回のお宿は四万の病気を癒し、
草津の仕上げ湯と言われる四万温泉(しまおんせん)湯本四萬館さんです。
四万川の渓流沿いに建てられています。


道中、四万川(しまがわ)を撮影しましたけど、
ソーダ水みたいでとてもキレイでした。四万ブルーと言われているそうです。
iPhoneのLiveで撮影して擬似スローシャッターにしてみました。




湯本四萬館さんの入り口。


こちらは文豪、井伏鱒二さん太宰治さんが遊びに来ていたお宿だそうです。
自分も若い頃は文学青年でしたので井伏鱒二さんは全作品読んでないですし、
太宰治さん人間失格しか読んでません。


つまりあまりよく知らないのですが、名だたる文豪が愛した宿という事で楽しみです。
実際に逗留しながら執筆もされていたそうです。
太宰治さんが柱に落書きしてたりするのでしょうか。



四萬館さんの駐車場より。
透明度が高いです。




入館すると大きなぐんまちゃんが迎えてくれました。




ぐんまちゃんの控えめな愛らしさは好感を持っています。
千葉のチーバくん同様、群馬を牛耳る大物キャラです。




館内は古さを残しながらキレイにリフォームされています。

そしてあちこちに沢山の絵画が飾られていました。



大きな作品がいっぱいありました。


全部観てたら小1時間は掛かりそうで、半分ギャラリーと言っても良いかと思います。


太宰治さんらがいらした時のお写真が飾られています。


当時まだ31歳だそうでお若いですね。


中原中也さんに「空中に浮かんだ青鯖みたいな顔しやがって」と言われていたそうですが、
いやいやイケメンです。ただ女性にモテ過ぎた故に大変な事になりましたね。



井伏さんと仲良くお風呂に入ってるお写真も。


こちらは当時使われていた玄関みたいです。






そして今回のお部屋に入ると…




大きなお風呂がある!!



うわぁ嬉しい!お部屋にお風呂が付いてます!
しかも結構大きい!



足も伸ばせそうで十分な大きさです。

なんて素敵なんでしょう。
温泉ラバーとしては、これ以上の幸福はありません。
早速、荷物を置いて素っ裸になりました。


カランはなぜかないのでお風呂から掛け湯をします。


そして入湯…



ふわぁ...最高です。



お湯加減もちょうど良く最高です。




お風呂から下を覗くと渓流が流れています。


勢いよく流れる渓流の音が最高のBGMです。
目には美しい新緑。耳に川のせせらぎ。
そして源泉掛け流しのお風呂。
なんて幸せな時間なんでしょう...


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湯触りが柔らかく気持ちよく、湯上がりもサラッとしてる泉質です。
草津の仕上げ湯と呼ばれるだけあって、優しいお湯です。
到着早々にお湯に浸かったり涼んだり小1時間も入浴してしまいました。
宿に着いて1時間ですけど、もう大満足です。


そしてこちらの宿の売りは、
大浴場の他になんと貸し切り風呂が7ヶ所もあるそうです。
早速行ってみましょう。


こちらは河鹿の湯。だったと思います。


こじんまりして趣がありますね。



もちろん露天からは渓流が見えます。
水の流れが本当にキレイ。


そしてこちらは気に入ってしまいましたが、
風の谷の湯。ナウシカ。





階段を降りるとお風呂という珍しい作りですが、
川沿いに開けた大きな窓がすごく良いです。


入り口の扉も素敵。
奥が階段になっています。


外を見るとまだ八重桜が咲いていました。



金色の花びらならぬ桜の花びらがお風呂に入ってきました。
なんて風流な。


そしてこれが中に入って1番驚いてしまいましたが、
おんせんにんぎょの湯。



え?ってくらい大きい。


すごく大きい。
これが旅館の大浴場ですと言われても納得してしまうほど大きいです。
しかし大浴場は別にあります。



内湯と外湯があります。
10人入ってもゆったりです。



外湯。これが独り占めなのですから泳ぐしかない、
と思いましたが50℃くらいの熱さ超上級者向けでした。
誰が入れるんでしょう。内湯はちょうど良かったです。


そして圧巻なのは天井画と壁画。



おぉ美しい。


こちらは妊婦の人魚さんでしょうか。



そして天井にも。


神田さおりさんという世界でご活躍するアーティストさんが制作されたそうで、
このお風呂全体を幻想的な作品にしています。


いやでもずっと眺めてたらのぼせてしまいそうです。
人魚を見上げながら入る温泉。とても不思議な気分になりました。


メイキング動画がありました。


https://www.youtube.com/watch?v=r9FLA3Swa3E



他にも全部覗いて来ましたけど、
どれも風情があって素晴らしい貸し切り風呂でした。
温泉好きなら3日は引き篭もれると思います。


そして土地の食材を活かした美味しい懐石料理を頂きました。
お腹いっぱいです。


ビールも青い。


何の色だろうと思ったら青色1号と書いてありました。
ブルーハワイビールですね。



そして夕食後にお散歩に出かけました。
ここ四万温泉には「千と千尋の神隠し」の湯屋のモデルになったという、
元禄4年に建てられた積善館という有名な旅館があります。四万温泉の盟主ですね。
日本最古の木造宿場だそうです。


千と千尋の湯屋のモデルは全国あちこちにあって、お隣の伊香保温泉にもあるのですが、
こちらの積善館さんはなるほどなと思う佇まいでした。
夜7時から9時頃までライトアップされているそうです。


トコトコと暗い道を20分ほど歩きます。



良い雰囲気の看板。


暗いので足元に灯りが置いてあります。



そしてついに到着...




おぉ、キレイ!
なるほど、スケール感は違いますけど、
これがモデルと言われればそんな気がしますね。


違う角度から。良い感じですね。


立派な玄関。




さすがというか、素人がどこを撮っても絵になりますね。


なるべく人が写らないように撮りましたが、
実際は見物客でいっぱいでした。



千と千尋ファンが大集結です。


やっぱり歴史のある素晴らしい旅館だなと思いました。
そして今回は寄りませんでしたが、こちらには歴史ある温泉があります。
大正ロマンを感じさせる合わせ湯のような温泉なのですが、とても風情がありますね。
町の重要文化財だそうです。


HPより。
誰でも日帰り入浴出来るそうです。
う〜ん入りたかった。


またいつかこちらにも泊まってみたいです。
他の旅館も日帰り入浴出来たり、公衆温泉も4ヶ所ほどあります。
またゆっくりと湯めぐりしてみたいですね。



そしてよく朝。
朝からお部屋のお風呂に入りました。



なんという幸せ。



そして美味しい朝ごはんを食べ、
湯元 四萬館を後にしたのでした。


こちらの宿は本当に偶然のご縁でしたが、
すべてが素晴らしいお宿でした。
GWはそれなりのお値段でしたが、
他の日は「嘘でしょ?」ってくらいお値打ちのお値段です。


四万温泉少し寂しい温泉街かなと想像していましたが、
草津伊香保ほど賑やかではないですが、観光客も溢れてなく、
とにかく美しい自然に囲まれた長閑な素晴らしい温泉地でした。


東京駅から直行バスも出ていますので、
ぜひ文豪の愛した宿、湯元四萬館に遊びに行ってみてください!



湯元 四萬館
http://www.shimakan.com/








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