パタピロ!

パペピプペポパポ、あやはなです。




というわけで、さいたま市はさいたま市立漫画会館で開催されている、
魔夜峰央さんの原画展を観に行って来ました!
もう自分の半分はパタリロで出来ているんじゃないかと思うほど幼い頃からの愛読書です。
記憶では7歳の頃からパタリロを読んでいました。
ラシャーヌ、横須賀ロビン、妖怪始末人トラウマ
挙げればキリがないですけど魔夜先生の作品はほとんど読んでます。
観に行かない訳にはいきません。


世界情勢、BL、落語、オカルト、ミステリー…
様々なジャンルを渡り歩くギャグ漫画「パタリロ!」
前に日本に住んでる外国人がパタリロを読んで日本に住みたいと思いましたと言ってましたが、
確かに世界でも類を見ない漫画だと思います。
例えるならゴルゴ13ゲゲゲの鬼太郎一休さんガキデカBLを足した様な漫画です。
魔夜先生の美学と膨大な知識が織りなす傑作ギャグ漫画「パタリロ!」
そんな素晴らしい漫画の原画展がなんと入場無料!




という事で熱く語りながらも会場に到着。
とてもこじんまりしてますね。
マリネラの王宮みたいなのを想像してました。




早速、会場内に入ってみると…
いらっしゃいました!!パタリロの黄金像!
(少し触ってみたらプラスチックっぽい素材でした。)





見た瞬間、年甲斐もなく嬉しくてテンション...
というか血圧が上がってしまいました。少し動悸がしてしまいました。
お顔はもう少しふくよかな方が良いかなと思いましたが、
耳だったりお腹だったりそれぞれの部位はまさしくパタリロ殿下。
本当にお会い出来て良かったです。



凛々しいお姿。
ふくよかなお腹

愛らしい耳


公式設定では身長140センチ10歳なので、
ほぼ実物大なのかな。ちょっと連れて帰りたい。
家に帰って玄関にパタリロ殿下がいて、
「今日もご苦労だったな」白石冬美さんの声で言われたら堪らないですね。
まず置く場所がないんですが。


さて展示の方はパタリロ!、ラシャーヌ、翔んで埼玉の原画がありました。
残念ながら撮影禁止なのでお写真はありませんが、
どれも完成度の高い絵画の様な美しい原画でした。
美しいベタ塗りのせいかモノトーンの中に鮮やかな艶がありますね。
なかでも名エピソード「忠誠の木」の扉絵とネームが見れて嬉しかったです。
とても良いお話なんです。
宇宙飛行士を夢見る少年ロビン君が出て来る「Fly Me To The Moon 」もありました。
当時泣きましたね。パタリロが生まれて初めて泣いた日です。
他にも魔夜さんのプリンシパル姿のお写真があったりと面白い展示です。


パタリロは50巻位までは本当にキレがあってギャグ漫画の最高峰だと思いますが、
それ以降は正直マンネリと惰性の作風になってしまい、
近年は魔夜先生自身も生活が困窮するあり様だったそうです。
そこに実の娘さんがSNSなどでの地道な普及活動などから、
「翔んで埼玉」がまさかの映画化されたり、
「パタリロ!」の舞台化があったり不死鳥の様に蘇りました。
本当に素晴らしい娘さんですね。
ちなみに舞台初日の日に魔夜先生と奥様があやはなの前を歩いてました。
うわ!ミーちゃんだ!とちょっと嬉しかったです。


娘さん自身も山田マリエさんとして漫画家としてご活躍されています。
魔夜先生の英才教育もあってか立派な腐女子になられて、
「魔夜の娘はお腐り申し上げて」
という魔夜家とBLの話題ばかりの漫画を描いてらっしゃいます。
BL好きな方はぜひ読んでみてください。
自分は挫折しましたが…
絵はお父様譲りで大変お上手です。




パタリロ全巻!
ここに布団があったら3日はいれますね。
新宿の某書店のパタリロマニアの店員さん(男子)のポップが熱い。




さいたまでは「そこらへんの草」が名産になってるみたいです。

漫画会館がある場所はさいたまが誇る盆栽文化発祥の地、
その名も「盆栽町」という所にありますが、
町中に大きな松の木がそびえていたり大きなお屋敷が多くて、
植物好きが集まっている様でどのお宅のお庭も気合が入ってる不思議な町です。
魔夜先生の原画展自体は小さなスペースで、30分〜1時間もあれば充分に観れる規模なので、
盆栽町散策盆栽美術館をセットで周るのがおすすめです。
(盆栽初心者も愛好家も大満足の大変素晴らしい美術館です)
武蔵国一宮、氷川神社も近いです。
11/3、4は何か町全体でイベントがあるらしいです。
魔夜先生がお好きな盆栽マニアはぜひお出かけください!





来月は「翔んで埼玉」の続編が公開されますね。
ちなみに前作は埼玉県民と観に行きましたが何の予備知識も与えずに観せたら、
途中で何回も「帰って良いかな?」と聞かれました。楽しんではいましたけど。
十万石饅頭のシーンでは少し嬉しそうでした。
さいたま人郷土愛が強いみたいですね。
それでいてこのような原画展を開催する懐の深さ。
さいたま人。なかなか素敵な気質を持ってらっしゃると思います。


パタリロとご先祖様と子孫。
この偉大な3人が集まる回はまるでウルトラ兄弟大集合の如くワクワクしてしまいます。







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