おいしい空港
毎日暑イダヨ。
夏休ミハノンビリシヨウト思ッテタノニ、
花屋ガ出カケルト言ウカラ、付キ合ッテアゲタダヨ。
ソシタラ、ウサギサント友達ニナッタダヨ。
ソレト山ノ中デ、スゴイモノヲ見タダヨ!
デモコレハ内緒ノ約束ダヨ。
というわけで暇を持て余す花っぴぃたちと出かけたのでした。
それでは今回は山形県へ向かいましょう。
まずは羽田から庄内空港へ。
庄内空港なんて空港があるんですね。知らなかったです。
しょうもない空港ではありません。別名おいしい庄内空港というそうです。
開業当時はあちこちからの便があったらしいですが、
今は全日空の羽田からの便しかない超ローカルな空港です。
庄内はお米の「つや姫」の産地で有名です。有名な米どころですね。
花屋的にはトルコキキョウの名産地です。
夏の花トルコキキョウは全体的に東北地方での栽培が盛んです。
そして世界中で愛されているドラマ「おしん」の舞台でもあります。
美味しいお米、おしんと来れば、もう日本人の心の故郷。
日本人のアイデンティティ最重要地方と言っても良いかも知れません。
すいません、大分適当な事を言っています。
あぁおしん 大人になったら 古村比呂。
違った、田中裕子さんでした。古村さんはちょっちゃんですね。
そんなことを考えてたらあっという間に、
庄内空港に到着!
![]() |
よぐ来たの〜 |
おぉ、ちょっと目が眠たそうなウサギが出迎えてくれました。
まめうささんというそうです。
パラッパのロドニー・グリーン・ブラットさんっぽいですね。
庄内ベリー。DJかもしれません。
そしてレンタカーをお借りして出発です。
まずは湯殿山神社に向かいます。
ここは前々から行きたかった神社で「語るなかれ、聞くなかれ」と伝わる、
秘密の御神体がいらっしゃる神社ですね。
高速道路はすごく空いてて快適でした。
途中見晴らしの良いパーキングエリアで。
![]() |
東北の日本海のシンボル、鳥海山は雲で見えませんでした。 |
とても良いお天気でしたがそこまで暑くないです。
気持ちの良い風が通っています。
そして山道を登り到着!
![]() |
大きな鳥居! 写真ではよく拝見した景色なので辿り着いて嬉しいです。 |
ここから坂道を30分登ると御神体に出会えます。
往復バスもあるみたいでこちらは5分で着きます。
でもせっかくなので…
バスに乗ります。体力は温存しましょう。
残念ながらこの先はご神域なので撮影禁止になっています。
![]() |
湯殿山マップ。 途中いっぱい神社があるみたいです。 |
バスに揺られて到着。山道を少し歩きます。
本当に大自然の中だなという感じの山歩きが気持ち良いです。
そしていよいよ御神体の入り口に着きます。
入り口で靴と靴下を脱いで裸足に。
そして500円を納め神職のお祓いを受けて、
人形代(人の形をした紙)で体をこすって3度息を吹きかけてお水に流します。
もう頭からお尻まで悪い所全部こすりました。
(本当は罪穢れを落とす為です。)
でも息を吹きかけるのを忘れました。
そしていざ参拝へ。
裸足で歩くこと数分…ドキドキ…
あ、いらっしゃいました!!
おぉ…なんというインパクト…
「語るなかれ」と聞いてなければベラベラ喋ってしまうのですが、
ここは約束は守りましょう。
本当にお伝え出来ないのは残念なのですが、
お会いする価値は十二分にあると思いました。
本当に見なければなんのこっちゃ分からないお話なんですが、
ここを訪れた松尾芭蕉さんはこう詠んでいます。
語られぬ 湯殿に濡らす 袂かな
実際に訪れてこの句を読むと、
松尾芭蕉さんのお茶目さがよく理解出来ると思います。
山に囲まれて見晴らしが良い場所があったり、
参拝後は足湯に浸かれたり鳥居の側には温泉もあります。
本当に色々な経験が出来る素晴らしい場所で、
今回来て良かったなと心から思いました。
最高の観光地です。
そしてお次は引き返して酒田市に向かいます。
お腹が空いたので酒田みなと市場に行きました。
こちらは美味しいと評判のまぐろ屋さんがあります。
お盆だから混んでるかなと思ったらそこまで混んではなく、
20分待ちだったので待つことにします。

おいしそうなメニュー。
ほっぺ定食を狙っていましたが残念ながら売り切れ。
中トロ丼で1200円などお値段も良心的でした。

ほっぺ定食を狙っていましたが残念ながら売り切れ。
中トロ丼で1200円などお値段も良心的でした。
食券を買って呼ばれたら席について待ちます。
店内の壁には来店した方のサインでいっぱいです。
ご飯が来るまで楽しく鑑賞しましょう。
って一体誰なんでしょう?
ローカルな有名人なんでしょうか。すいません存じ上げませんでした。
これなら自分のサイン置いてもバレないかもなと思いました。
でも大泉さんだけはさすがに分かりました。まぐろどうでしょう。
![]() |
洋ちゃんではなく逸郎さんの方です。 でも今気が付きましたが上はラウドネスのサインですね! 歌うたい祭りに二井原実さんが来たのでしょうか。 |
そしてまぐろ丼は最高でした。
まぐろ本当に美味しい。そして何より酢飯が美味しい。
酢飯だから古米だと思うのですが、すごく艶々で炊き加減も良く味も最高。
これ酢飯だけでも三杯は食べれてしまうなと思いました。
さすが米どころは酢飯も美味い。
そして日和山公園を散策して、宿に向かいます。
何気に酒田市は見どころ多い街ですね。
暑さもあって全部は周り切れませんでした。
![]() |
すごく立派な日枝神社がありました。 山王鳥居ですね。 |
![]() |
本殿もすごく立派です。 |
![]() |
本殿の前に立って上を見上げるとお猿さんが。 日枝神社なので猿田彦さんですね。 |
![]() |
松尾芭蕉さんもいらっしゃいました。 稀代の名コピーライターです。カッコよくいうとマツオ・バナナさん。 |
![]() |
北前船というそうです。江戸時代にお米を江戸に運んでいた船だそうです。 こちらは1/2スケール。 |
![]() |
展望台からの景色。 奥に見えるのは最上川の河口みたいですね。 |
他にも見たい場所がありましたが、
今日は朝早かったですし疲れたので宿に向かいましょう。
本日のお宿は湯の台温泉 鳥海山荘。
見た目大きな山小屋風ですが中はとても綺麗でした。
![]() |
大きな吹き抜けのロビーがありました。 |
![]() |
何やら良さそうなオーディオがあります。 オーナーさんのご趣味でしょうか。CDもいっぱいありました。 |
標高500メートルにあるので庄内平野を見渡す絶景。
![]() |
お部屋からの景色。 庄内平野と山々の稜線がとても綺麗です。 |
そして何よりご飯が最高に美味しい!
海と山の素材と料理長の腕が本当に素晴らしいです。
日本酒も本当に旨い。沁みました。
温泉もこじんまりとしてますが眺望がよく温めのお湯でのんびりできました。
朝早かったので夜はすぐに寝てしまいましたが、
星空鑑賞も素晴らしいみたいです。
鳥海山へ行かれる時はおすすめのお宿です。
山形最高!と思った1日でした。
湯の台温泉 鳥海山荘
コメント