ぷりま!その3

 


前回までのあらすじ


あやはなにやって来たぷりま。
あやはなロイヤル・バレエ団に入りたいと伝えるも、
しかし花っぴぃたちには何の事だかさっぱり分からなかった。
そこに突如登場した謎の美しき花っぴぃ。
一体彼は何者なのだろうか?







「一体、君ハ誰ナノダヨ?」


「だ、誰ってみんな知らないんだべか?!」


「初メテ会ッタダヨー」


「こ、このお方は!生まれた瞬間がら、
 アラベスクしだというバレエの申し子!
 パリポペラ座バレエ団、モンぺカルロバレエ団、
 英国ポイヤルバレエ団、その他わんさか!
 全てのバレエ団でプリンシパルを務めだ天才バレエダンサー!!
 今はあやはなロイヤル・バレエ団代表、
 プリンシパル、総合芸術監督の...」


「申し遅れましたね。私...」




「白鳥スワン次郎と申します」


なんと、生きる伝説の天才バレエダンサー、

白鳥スワン次郎であった。


「ナンデソノ、シラトリサンガアヤハナニイルダヨ?」


「あやはなの2階でバレエ団を運営しております」


「知ラナカッタダヨ」


「勝手ニソウイウ事シチャ困ルダヨー」


ついにあやはなロイヤル・バレエ団代表に出会えたぷりま。
喜びを抑えながらも勇気を振り絞って入団希望を伝えるのであった。






意を決して直談判するぷりま。






しかしスワン次郎は聞いてなかった。


「あ、あのぅ、す、すんません...

 お、おらを...

 あやはなロイヤルバレエ団に入れておぐれだど!」


「ふむふむ。入団希望...ですね」






スワニーにおやつをあげるスワン次郎。
そしてぷりまに厳しい問いかけをするのであった。
ぷりまに出来ることは何であろう。








かの天才バレエダンサー、スワン次郎に向かって、
最大の勇気を振り絞り「バレエが踊れる!」と宣言したぷりま。
そしてスワン次郎の答えは...



「ふふ...バレエね...」







いよいよ、スワン次郎の前で踊ることを許されたぷりま。
これはオーディションなのだろうか。
果たして彼女は何を踊るのだろうか?
次回、いよいよぷりまが舞う!


つづく。













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